YouTubeの競合企業であるランブルは、悪意ある企業とされるグーグルとその親会社アルファベットに対し、10億ドルの賠償を求めて訴訟を起こした。
Axiosは、上場企業でユーザー生成ビデオプラットフォームのRumbleが、10億ドル以上の広告収入の損失を理由にGoogleを提訴したと独占的に報じた。
ランブルがグーグルに対して法的措置を取ったのは2021年で、カリフォルニア州北部地区で訴訟を起こした。これは、ランブルがこの人気動画プラットフォームに対して「自己優先」を行っていると以前に非難したことを受けてのものだ。
この件で、ランブルは、広告技術業界の競争相手として、自社の動画共有プラットフォームの成功をグーグルが妨害したと非難している。ランブルは、グーグルが既存の独占禁止法に違反する行為に関与し、その結果、数十億ドルの収益が失われたと主張している。さらに、この訴状では、グーグルが反競争的行為に関与したとも主張している。
「訴状では、Google が電子的に運営されるこの市場におけるさまざまな役割から生じる相当な利益相反を利用している、と述べられている。」
このため、同社は、自社が支配するアドテク市場を流れる広告費のかなりの部分を保持する能力を有しており、その収益は本来、Rumble などのパブリッシャーやそのコンテンツ クリエイターに渡るはずのものである。
本稿執筆時点では、Google は何も声明を出していないが、裁判官は訴訟棄却の申し立てを却下した。
Rumble は@googleと第二戦線を開いた。悪に対しては攻勢に出る。https://t.co/fHwNJZh3F0
— クリス・パブロフスキー (@chrispavlovski) 2024 年 5 月 13 日
RumbleのCEO、クリス・パブロフスキー氏はX(旧Twitter)で、同社が事業を拡大し、Googleと提携したと発表した。
パブロフスキー氏は、悪に対しては攻撃的なアプローチを取っていると述べた。他のユーザーもプラットフォームの法的措置への支持を表明し、あるユーザーは「企業が自信を持ってグーグルに立ち向かうのは称賛に値する」とツイートした。
2人目の人物は、「Googleの検索結果でRumbleの動画に出会ったことは一度もない」と認めた。そして、パブロフスキー氏に「機能的な検索エンジンを作ってほしい」と依頼した。
2023年、ランブルは8100万ドルの収益を上げ、その大部分はユーザー生成コンテンツと並行してプラットフォーム上で広告を販売したことによるものだ。ランブルの訴訟の公判は4月にカリフォルニア州オークランドで行われる予定だ。
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