新海誠監督の『秒速5センチメートル』実写映画化、2025年秋公開決定

新海誠監督の絶賛された恋愛ドラマアニメ映画『秒速5センチメートル』が、先日、驚きの実写化が正式に開発中であり、2007年の初公開から18年目にあたる2025年秋に公開予定であるという嬉しいニュースを発表した。本作は、『ほしのこえ』(2002年)、『雲のむこう、約束の場所』(2004年)に続く、新海監督の3作目のオリジナルアニメプロジェクトとなり、2007年3月3日に日本で初公開された。

新海誠監督の2007年のアニメ映画『秒速5センチメートル』の実写映画化が、 2025年秋に日本で公開される予定だ。 映画の公式サイトがオープンし、このニュースが発表され、ファンの間で大きな期待が寄せられている。新海作品の実写映画化は初めてとなり、期待がさらに高まっている。

米津玄師(「感電」「KICK BACK」)などのミュージックビデオ監督で知られる奥山由之が監督を務め、脚本は鈴木亜矢子が手掛ける。新海誠はプロジェクトに対する思いを次のように語っている。

「『秒速5センチメートル』の実写映画化が決定しました。この大切な(まだ未完成の)作品を蘇らせてくれた奥山監督、北斗くん、そして若いスタッフの皆さんに心から感謝しています。皆さんの熱意に刺激されて、私もそのエネルギーと才能に見合うアニメ映画を作りたいと思いました。劇場で新しい『秒速5センチメートル』を観るのが楽しみです!」

奥山監督も今回の映画化について次のように感想を述べている。

「新海誠監督が33歳の時に描いた物語を、私自身も33歳ということで監督させていただくことに特別なご縁を感じています。数字とはいえ偶然の一致のような気がします。『秒速5センチメートル』と向き合う日々の中で、今しか存在しない瞬間や、時とともに失われていく視点があることを実感しています。喪失感や不安に囚われた貴樹をそっと癒すように、一つ一つのシーン、一瞬一瞬を、心を込めて表現していきたいと思います。私の中に眠る“センチメンタル”な気持ちをこの作品に込めてますので、どうぞ楽しみにしていてください。」

一方、男性アイドルグループ「SixTONES」のメンバーで29歳の松村北斗は、男性主人公の遠野貴樹を演じる。彼は以前、新海監督の2022年アニメ映画「すずめ」で重要キャラクターの宗像草太の声を担当したことがある。

新海監督は、実写版の監督である奥山由之氏と、脚本家の鈴木史子氏、プロデューサーの玉井正弘氏を含む「若くて情熱的なチーム」を称賛した。彼は次のようにコメントした。

「私が20年近く前に監督したアニメ映画『秒速5センチメートル』は、やや未熟で不完全だとみなされてきました。しかし、まさにその不完全さが、今でも観客の共感を呼ぶのです。あの瞬間を再現することは決してできません。それはただ、私の生々しい衝動と未知への憧れを映し出したものなのです。」

オリジナルアニメ映画は上映時間がわずか63分で、遠野貴樹の人生のさまざまな段階と周囲の女の子たちとのつかの間のつながりを描いた感動的な物語です。相互に関連する3つの短編ストーリーを通じて、小中学生、高校生、そして若い社会人としての彼の経験を親密に描いています。

近々公開される実写版は、原作者の新海誠監督と綿密な協議を重ね、2時間の長編映画となる予定だ。新海監督の映画は世界的に知られており、『君の名は。』 、『すずめ』『天気の子』の3作品は、日本の歴代興行収入上位にランクされている。

『秒速5センチメートル』は、コミックス・ウェーブ社で新海誠監督により2007年に公開されました。この名高い作品は、2007年アジア太平洋映画賞で最優秀長編アニメーション映画賞を受賞しただけでなく、日本映画界に永遠の遺産を残しました。その影響力は、新海監督と彼の熱心なファンにとって今も誇りとなっています。

秒速5センチメートルについて

『秒速5センチメートル』では、貴樹は幼なじみの明里への気持ちをうまく表現できずに苦しんでいます。二人の関係が深まる前に、二人の家族は転居してしまいます。連絡を取り合っていたにも関わらず、学校や新しい友人関係のせいで、二人はやがて疎遠になってしまいます。季節が移り変わる中、貴樹は初恋の人である明里に口に出さなかった言葉に悩まされながら、過去の関係と格闘します。

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