飲酒運転の事件をYouTube自警団が配信するのを逃れようとした男性が事故で死亡

YouTubeの自警団員から酒に酔っていると疑われていた韓国人の運転手が、ライブ配信された追跡中に交通事故に遭い、悲劇的に命を落とした。

光州光山警察署によると、9月22日午前3時50分頃、光州光山区で、SUVを運転していた男性が、飲酒運転の暴露で有名なユーチューバーに追跡され、駐車中のトラックと衝突した。

35歳の運転手は、光山区山月洞のガソリンスタンド近くの路上に駐車していたセメント輸送トレーラーに衝突した。衝突の衝撃で彼のBMWは発火し、完全に燃え上がった。彼は病院に緊急搬送されたが、その後、重傷で死亡した。

この衝突により、約1,300万韓国ウォン（約9,740ドル）の物的損害が発生したと推定される。

飲酒運転の疑いのあるドライバーを追跡するユーチューバーから逃走中の30代の男性が、光州でトレーラーに衝突して死亡した。https://t.co/GPKqVdDRDI

— 韓国中央日報 (@JoongAngDaily) 2024年9月24日

「光州保安官」を自称し、「飲酒運転ハンター」としても知られるこのコンテンツクリエイターは、飲酒運転の疑いのあるドライバーとのカーチェイスを映した動画を頻繁にアップロードしている。彼のチャンネルには7万人を超える登録者がいる。

事件当日のライブ配信中、ユーチューバーは運転手に酒に酔っているかどうかを問い詰めたが、運転手は否定した。しかしユーチューバーは飲酒運転の疑いで当局に通報した。

約400人の視聴者を集めた彼のライブ配信は追跡の様子を記録したものの、追跡開始から約2分後に起きた衝突の正確な瞬間は捉えられなかった。この動画は彼のYouTubeチャンネルではもう視聴できない。

警察の広報担当者は「ユーチューバーの追跡と事故の正確な因果関係を調査する」と述べた。

当局は、事故前にユーチューバーが運転手を密着追跡していた証拠は監視カメラの映像にはなかったと述べた。しかし、運転手が本当に飲酒していたかどうか、また追跡と事故の間に直接的な関連があったかどうかについては、現在も調査が続いている。