市民の権利と生活のための市民委員会(以下、「市民委員会」)は7月11日、7月10日にユン・ギュグン警視に対して告訴状を提出したと発表した。告訴状は、彼が職権乱用、汚職防止法違反、利益誘導の罪で告訴されている。
報道によると、告訴状は、複数の著名人が関与した2019年のバーニングサン事件に関する警察の捜査をユン氏が妨害したと訴えている。
国民委員会が提出した告訴状によると、ユン前大統領は2017年7月、大統領府の民情首席秘書官として職務を遂行する過程で、スンリやユリホールディングスの関係者らと会食やゴルフをするなどの行為を行った。国民委員会は、スンリをかばい捜査を妨害したとされるこれらの行為は職権乱用に相当すると主張した。
同委員会はユン氏とともに、上司からの外部圧力に応じて捜査範囲を制限したとされる、ソウル江南警察署長のイ・ジェフン氏と警察庁長官のミン・ガプリョン氏に対して苦情を申し立てた。
バーニングサン事件当時、ユン容疑者はスンリやチョン・ジュニョンらが参加したカカオトークのグループチャットで「警察署長」というニックネームで呼ばれていた。このことから警察と芸能人の癒着疑惑が浮上した。ユン容疑者はその後、警察の捜査活動に関する情報提供と引き換えに株を受け取ったとされ、捜査中に証拠隠滅を図った疑いで起訴された。
ユン氏は証拠改ざんや資本市場法違反など複数の罪で有罪となり、2021年に罰金2000万ウォンを科せられたが、最高裁は警察職の停職3か月しか命じなかった。
ユン氏はバーニングサン事件で職務を解かれたにもかかわらず、今年初めに松坡警察署に復帰した。
市民委員会は昨年6月12日、ユン氏が2021年7月から総務部長を務めていた当時、職員から酒類の賄賂を受け取ったり、女性職員にカラオケの集まりに参加するよう圧力をかけたりした疑いで告訴状を提出した。さらに、個人的な要求に基づき部署異動の手続きを妨害した疑いもある。
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