サウスパークのさらなるエピソードを待ち望むファンは辛抱強く待つ必要があるだろう。番組の制作者は今のところ政治的な内容を避けることを選択しているからだ。
歴史的に見ても、サウスパークは政治風刺をためらうことなく、バラク・オバマの2008年の選挙やジョージ・W・ブッシュへの揶揄など、さまざまなテーマを取り上げてきた。
しかし、サウスパークの政治時代は終わりを迎えつつあるようだ。バラエティ誌のインタビューで、制作者のマット・ストーンとトレイ・パーカーは、選挙報道にはもう興味がないため、番組は2025年まで休止すると明かした。
ストーン氏は、「私たちは4回か5回の大統領選挙を通じて『サウスパーク』をやろうとしましたが、それは本当に大変なことで、頭を混乱させるし、非常に大きな重要性を持っているように思えます」とコメントした。
パーカー氏はさらに、「もちろん、これはすごく重要なことだが、すべてを支配してしまい、楽しさが減ってしまう。トランプについてこれ以上何を言えばいいのか分からない」と付け加えた。
サウスパークは時事的なユーモアで知られているが、制作者は来たる大統領選挙への関与を控えることに決めた。
この決定は、時事問題に対して自由奔放なアプローチを採ることが多いサウスパークにとって、注目すべき転換点となる。例えば、2008年のエピソード「昨夜の出来事…」では、オバマ大統領とジョン・マケイン上院議員が選挙を隠れ蓑にして犯罪を働く宝石泥棒として描かれていた。
さらに、2016年のエピソードではギャリソン氏が大統領になるというストーリーが描かれ、ドナルド・トランプ氏の選挙勝利を受けて脚本は大幅に変更された。
最近27周年を迎えたこの長年続くアニメシリーズの最新作は、パラマウント+の特別番組「サウスパーク:肥満の終焉」だ。このエピソードでは、カートマンがオゼンピックに似た物議を醸している減量薬をテストし、その薬と米国の医療制度の両方を批判する様子が紹介された。
パーカー氏とストーン氏は番組の再開の具体的な日付を明らかにしていないが、サウスパークは2027年の30周年まで更新されているため、ファンはさらなるエピソードを楽しみにできるだろう。
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