YGエンターテインメントの財務見通し:課題と将来の成長
12月17日、リーディング・インベストメント・セキュリティーズはYGエンターテインメントにとって厳しい一年になると予想し、 BLACKPINKの不在と他のアーティストグループの成長鈍化が主な原因で財務損失を予想した。しかし、BLACKPINKのカムバックの可能性、BABYMONSTERのような新グループの出現、アーティストの名簿拡大に後押しされ、来年への楽観論が高まっている。
現在の財務予測
今年度のYG Entertainmentの連結売上高は大幅に減少すると予測されており、前年比36.3%減の約3,625億ウォン(約2億5,230万米ドル)となる見込みだ。さらに、同社は約247億ウォン(約1,720万米ドル)の営業損失に直面すると見込まれている。アナリストらは、この業績不振は主にBLACKPINKの今年度の活動停止によるものだとしている。
2024年に回復が期待される
今後、YGエンターテインメントはいくつかの成長要因を視野に入れ、回復に向けて準備を整えている。重要なのは、BLACKPINKが2024年後半にグループ全体での活動を再開する予定であり、大規模な世界ツアーも予定されていることだ。リーディング・インベストメント・セキュリティーズのリサーチャー、ユ・ソンマン氏もこの意見に同調し、BLACKPINKのメンバー、ロゼの最近のヒット曲「APT」の世界的成功を受けて、ツアーの規模が大きくなる可能性を指摘した。
「BLACKPINKのメンバー、ロゼの曲『APT.』の最近の世界的な成功を考慮すると、グループのツアーは予想よりも大規模になる可能性があります。契約更新に伴う収益分配率の調整にもかかわらず、これは全体的なパフォーマンスの向上に大きく貢献するでしょう。」
BABYMONSTERの影響力の高まり
BLACKPINK の期待される復帰に加え、BABYMONSTER も業界での地位を急速に固めている。このグループは最近、最初のフルアルバムをリリースしたが、初動売上が 68 万枚で、合計売上枚数が 100 万枚に迫っており、ミリオンセラーの領域に突入する節目となっている。この急成長中のファン層は、グループの明るい未来を予感させる。
追加のグループ開発
さらに、 TREASUREやWINNERなど他のYG所属アーティストにも明るい兆しが見られる。TREASUREは今年のカムバックが遅れたものの、来年上半期に活動を再開する予定であり、WINNERは2025年初めに完全体での復帰に向けて準備を進めている。このような展開はYGの競争力を強化すると予想される。
新アーティストラインナップの取り組み
YGエンターテインメントは、所属アーティストのさらなる充実を図るため、新グループを投入して知的財産(IP)の範囲を広げる計画だ。ユ氏は、来年から新グループのデビューを開始する予定で、韓国、日本、タイで準備が進んでいると述べ、YGのアーティストラインナップを活性化させる戦略を示した。
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