ファイナルファンタジーの開発元スクウェア・エニックスが1億4000万ドル相当のゲームとコンテンツをキャンセル

ファイナルファンタジーの開発元であるスクウェア・エニックスは、会社の取締役会において、認識した「特別損失」を理由に、1億4000万ドル相当のゲームとプロジェクトを中止することを決定しました。2024年4月30日、開発元は投資家と関係者に警告声明を発表し、中止の詳細を示しました。

スクウェア・エニックスは、高解像度（HD）ゲームの開発戦略を見直す意向を表明した。具体的には、開発リソースの配分をより慎重に、集中的に行うことを目指している。

スクウェア・エニックスは、取締役らとの徹底的な検討の結果、2024年3月期に約221億円（本稿執筆時点で1億4,090万ドル相当）のコンテンツ放棄損失を計上すると見積もっている。

ゲームのキャンセルや調整の発表は、スクウェア・エニックスにとっても、その発売を心待ちにしていたファンにとっても、非常に残念なことだ。同社はこれらのプロジェクトについてまだ具体的な情報を公開していないが、開発中のゲーム数を減らすことで、スクウェア・エニックスがリソースの優先順位付けと管理をより効率的に行い、来年の財務状況が改善することが期待される。